ピコパコ電子書籍製作所

2010年12月31日 vol.8 プログラミング(1)

iPhone/iPadアプリのプログラミングにはObjective-Cという言語が使用される。

プログラミングに関しては門外漢なので深く触れることは避けるが、Objective-CはiPhoneアプリやMac用アプリなど、アップル系のデバイス以外ではあまり使われない言語だ。javaなどとは基本的なるルールが異なり、今回の作品でプログラムを担当した技術者によると「既存の知識が応用できないことは無いが、慣れるまでに少々時間がかかる」という。
今回の作品作りに際し、プログラミング段階において重要だったのは、技術者のスキルの高さもさることながら、絵や音楽、演出などクリエイティブ側が如何にその意向を正確に技術者に伝えられるか。

同じ電子絵本でもページをめくるだけのシンプルなものであれば、1ページ分の動きが決まれば、後はその繰り返しでよい。クリエイティブ側は絵と文を組み合わせた画像をページ分用意して、技術側はそれを順番に表示させるようプログラミングするだけだ。


しかし、今回の作品のように数多くのギミックを盛り込むと、クリエイティブ側と技術者側との完成イメージの共有が、作品の質を左右する。

イメージ共有の具体的な手法としては、映像作品と同様、絵コンテが有効だ。
シーンをコマ割りにした表に、動きのタイミングなど細かい指示を書き込んでいく。

また、クリエイティブ側でもプログラムは分からないが直感的な動画編集はできるというなら、サンプルムービーを作るのも有効だろう。今回もクリエイティブ側が素材となる絵をもとにサンプルムービーを作り、技術側に動きを説明した。




上記の映像はAppleの編集ソフトFinal Cut Expressで作成した。
動画編集ソフトでは絵の中の部品を動かすのは難しいが、カメラのフレーミングを変えるような演出やBGMのタイミングなどは十分表現でき、完成後のイメージを共有するには有効だ。
上記では完成版とは違うBGMが使われている。

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